過去見積件数20,000件以上!大阪府全域対応!
その他地域(兵庫県・奈良県・滋賀県・京都府など)

「店舗を移転するので、今のテナントを内装解体したい」
「中古マンションをリノベーションするために、一度スケルトン状態にしたい」
「オフィスの原状回復工事が必要だけど、費用がどれくらいかかるか見当もつかない…」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
内装解体工事は、費用相場が分かりにくく、どの業者に依頼すれば良いか迷ってしまうことが多い分野です。
この記事では、内装解体を検討している店舗・オフィスのオーナー様や、リノベーションを計画中の個人様に向けて、プロの視点から以下の情報を分かりやすく解説します。
- 物件種別ごとの詳細な費用相場と単価表
- 費用を左右する重要な要因
- 信頼できる優良な解体業者の見分け方
- 工事完了までの具体的な流れと手順
この記事を最後まで読めば、内装解体工事の全体像と適正な費用感が掴め、安心して業者選びを進められるようになります。
内装解体工事の費用相場と単価表
内装解体工事の費用は、物件の種類(店舗、オフィス、マンション)や広さ、解体範囲によって大きく変動します。まずは、あなたのケースに近い費用相場を把握しましょう。
ここでは、物件の種類別に坪単価と平米(m2)単価の目安をご紹介します。
店舗(飲食店・物販)の解体費用相場
店舗の解体は、厨房設備や複雑な内装、造作物が多い飲食店などが高くなる傾向にあります。
- 坪単価の目安
25,000円~60,000円/坪 - 平米単価の目安
8,000円~20,000円/m2
特に重飲食の店舗は、防水工事やダクト、グリストラップなどの撤去に専門的な作業が必要なため、費用が上がりやすいです。
オフィスの解体費用相場
オフィスは、パーテーションや床材、天井材の撤去が中心となり、店舗に比べるとシンプルな構造が多いため、費用は比較的安価になる傾向があります。
- 坪単価の目安
20,000円~40,000円/坪 - 平米単価の目安
7,000円~13,000円/m2
ただし、OAフロアの撤去や大量の造作棚がある場合は、追加費用がかかることがあります。
マンション・住宅の解体費用相場
マンションや住宅のリノベーションに伴う内装解体は、共用部への配慮や搬出経路の確保が重要になります。
- 坪単価の目安
25,000円~50,000円/坪 - 平米単価の目安
8,000円~17,000円/m2
エレベーターの有無や養生の範囲、作業時間帯の制限(土日祝日や夜間は作業不可など)によって費用が変動しやすいのが特徴です。
工事項目別の詳細単価一覧表
内装解体工事は、さまざまな作業の積み重ねです。以下に、主な工事項目ごとの単価目安をまとめました。見積書をチェックする際の参考にしてください。
工事項目 | 単位 | 単価(目安) | 備考 |
---|---|---|---|
天井ボード撤去 | m2 | 800円~1,500円 | 軽天(下地)も含むか確認 |
壁(石膏ボード)撤去 | m2 | 1,000円~2,000円 | 間仕切り壁など |
床材(Pタイル等)撤去 | m2 | 700円~1,500円 | 接着剤の剥がし作業も含む |
床材(フローリング)撤去 | m2 | 1,000円~2,500円 | 構造により変動 |
厨房機器撤去 | 一式 | 30,000円~ | 機器のサイズや数による |
トイレ・洗面台撤去 | 箇所 | 15,000円~30,000円 | 給排水管の処理も含む |
エアコン撤去 | 台 | 10,000円~25,000円 | 業務用は高くなる傾向 |
パーテーション撤去 | m2 | 1,500円~3,000円 | 材質(アルミ、スチール等)による |
産業廃棄物運搬・処分費 | m3 | 15,000円~25,000円 | 廃棄物の種類と量による |
※上記はあくまで目安です。現場の状況や業者によって単価は異なります。
内装解体費用を左右する5つの要因
同じ広さの物件でも、内装解体の費用が大きく変わることがあります。その理由は、以下の5つの要因が複雑に影響し合うためです。見積もりを取る前に、ご自身の物件がどのケースに当てはまるか確認しておきましょう。
アスベストの有無と除去費用
2006年以前に建てられた建物には、アスベスト(石綿)が使用されている可能性があります。アスベストの除去には専門的な知識と技術、厳重な管理が必要なため、調査や除去作業で高額な追加費用が発生します。
解体工事前のアスベスト調査は法律で義務付けられており、この調査費用だけでも数万円~十数万円かかる場合があります。
建物の構造と搬出経路
- 建物の階数
高層階であるほど、解体材の搬出に手間と時間がかかり、費用が上がります。 - エレベーターの有無
エレベーターがない場合、階段を使って手作業で搬出するため、人件費が大幅に増加します。 - 周辺道路の状況
トラックが近くに駐車できない、道が狭いといった場合も、運搬効率が落ちるため費用増の要因となります。
産業廃棄物の種類と量
内装解体で発生する石膏ボードや木材、ガラス、金属などは「産業廃棄物」として法律に基づき適正に処理しなければなりません。
廃棄物の量が多いほど、また、特殊な処理が必要な素材(断熱材など)が含まれているほど、処分費用は高くなります。不法投棄を行う悪質な業者も存在するため、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行を徹底する業者を選びましょう。
残置する設備の有無と状態
「このエアコンは次のテナントが使うから残しておきたい」「この間仕切りは再利用したい」といった要望がある場合、残す部分を傷つけないよう慎重に作業する必要があります。
これを「選別解体」と呼び、一気に解体するよりも手間がかかるため、かえって費用が高くなるケースもあります。
夜間や休日での工事
商業施設内の店舗や、近隣への騒音・振動の配慮が必要なオフィスビル、マンションなどでは、作業時間が夜間や休日に指定されることがあります。
この場合、作業員の割増賃金が発生するため、日中の工事に比べて1.2~1.5倍ほど費用が高くなるのが一般的です。
内装解体の種類と工事内容
「内装解体」と一言で言っても、その目的によって工事の種類や範囲は異なります。代表的な3つの種類を理解し、ご自身の計画に合った工事を選びましょう。
スケルトン解体(構造躯体のみ残す)
スケルトン解体とは、建物の構造躯体(柱・梁・床・壁)以外の内装や設備をすべて撤去し、コンクリートがむき出しの状態にすることです。
主に、店舗やオフィスのテナントを完全に新しいデザインに変えたい場合や、中古マンションを全面的にリノベーションする際に用いられます。自由な空間設計が可能になる点が最大のメリットです。
原状回復工事(入居前の状態に戻す)
原状回復工事とは、賃貸物件の契約終了時に、入居時の状態に戻すための解体工事を指します。
どこまで戻すかは賃貸借契約書に定められており、スケルトン状態に戻す場合もあれば、壁紙や床材の張り替え程度で済む場合もあります。契約内容を事前にしっかり確認することがトラブル防止の鍵です。
リフォームのための部分解体
リフォームやリノベーションのために、内装の一部だけを解体する工事です。
例えば、「キッチンだけ新しくしたい」「和室を洋室に変えたい」といったケースが該当します。必要な部分だけを解体するため、費用を抑えられますが、既存部分との取り合いや養生に注意が必要です。
信頼できる内装解体業者の選び方

内装解体工事の成否は、業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。高額な費用を請求されたり、工事トラブルに巻き込まれたりしないために、以下の4つのポイントを必ずチェックしましょう。
必要な許認可(建設業・産廃)の確認
優良な業者は、必要な許認可を必ず取得しています。以下の2つは最低限確認しましょう。
- 建設業許可
500万円以上の解体工事を請け負う場合に必要です。国土交通大臣または都道府県知事から許可を受けます。 - 産業廃棄物収集運搬業許可
解体で出た廃棄物を自社で運搬するために必要な許可です。都道府県ごとに許可が必要になります。
これらの許認可がない業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
見積書の内訳と項目を比較検討
必ず3社以上の業者から相見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。その際、単に総額の安さだけで判断するのは危険です。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
- 「一式」という表記が多くないか?(工事項目が詳細に記載されているか)
- 諸経費の内訳は明確か?
- 廃棄物処理費がきちんと計上されているか?
- 追加費用が発生する可能性について説明があるか?
不明な点は遠慮なく質問し、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。
過去の工事実績と評判をチェック
業者の公式サイトで、自分と似たような物件(店舗、オフィス、マンションなど)の工事実績があるかを確認しましょう。
実績が豊富であれば、その分野のノウハウや経験が蓄積されている証拠です。また、Googleマップの口コミや第三者の評判サイトなども参考に、顧客からの評価を確認するのも有効です。
損害賠償責任保険への加入状況
内装解体工事では、万が一の事故(共用部の破損、近隣への被害など)に備えることが不可欠です。
信頼できる業者は、必ず損害賠償責任保険に加入しています。契約前に保険の加入状況を確認させてもらうと、より安心して工事を任せることができます。
内装解体工事の基本的な流れと手順
問い合わせから工事完了まで、どのような流れで進むのかを事前に把握しておくと、スムーズに計画を進められます。
ステップ1.問い合わせ・現地調査
まずは気になる解体業者に電話やウェブサイトから問い合わせます。その後、業者の担当者が実際に現場を訪れ、建物の構造、内装の状態、搬出経路などを確認(現地調査)します。この情報をもとに、正確な見積もりが作成されます。
ステップ2.相見積もり・業者選定
複数の業者から提出された見積書を比較検討します。金額だけでなく、担当者の対応、提案内容、工事範囲などを総合的に判断し、依頼する1社を決定します。
ステップ3.契約・各種届出
工事内容、金額、工期などを明記した契約書を取り交わします。また、建設リサイクル法に基づく届出など、工事に必要な行政手続きは業者が代行してくれるのが一般的です。
ステップ4.近隣挨拶・工事準備
工事が始まる前に、業者と施主が一緒に近隣の住民やテナントへ挨拶回りを行います。工事期間や内容を説明し、騒音や振動への理解を求めます。同時に、共用部や残置物を保護するための養生作業も行います。
ステップ5.解体工事・廃棄物搬出
いよいよ解体工事の開始です。天井、壁、床の順に手作業で解体を進めていくのが基本です。発生した廃棄物は、種類ごとに分別しながら計画的に搬出されます。
ステップ6.清掃・引き渡し
すべての解体作業と廃棄物の搬出が終わったら、現場を清掃します。その後、施主が立ち会いのもとで最終確認を行い、問題がなければ引き渡しとなって工事完了です。
内装解体に関するよくある質問
最後に、内装解体に関して多くの方が抱く疑問にお答えします。
費用を安く抑える方法は?
費用を抑える最も効果的な方法は、相見積もりを取ることです。また、自分で処分できる不用品(家具、家電など)は事前に片付けておくと、廃棄物処理費用を節約できます。ただし、無理なDIY解体はケガや建物を傷つける原因になるため避けましょう。
追加費用が発生するケースは?
追加費用が発生する最も多いケースは、予期せぬ地中埋設物やアスベストが見つかった場合です。また、見積もりの範囲外の作業を後から依頼した場合も追加料金がかかります。契約時に、どのような場合に追加費用が発生するのかを業者に確認しておくことが重要です。
工事期間の目安はどのくらい?
物件の規模や解体範囲によりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 小規模な店舗・オフィス(~30坪)
5日~10日程度 - 中規模な店舗・オフィス(30~50坪)
1週間~2週間程度 - マンションの一室
3日~7日程度
見積もりは無料で依頼できる?
ほとんどの解体業者では、現地調査と見積もりの作成を無料で行っています。複数の業者に気兼ねなく相談し、比較検討することをおすすめします。ただし、一部の業者では出張費などがかかる場合もあるため、問い合わせ時に確認しておくと安心です。
まとめ
この記事では、内装解体工事の費用相場から優良な業者の選び方、工事の流れまでを網羅的に解説しました。
最後に、重要なポイントを振り返ります。
- 費用の把握
まずは坪単価や平米単価から、ご自身の物件のおおよその費用相場を掴みましょう。 - 業者選びの徹底
必ず3社以上から相見積もりを取り、金額だけでなく許認可の有無や実績、担当者の対応を比較検討することが成功の鍵です。 - 工事内容の理解
スケルトン解体や原状回復など、目的に合った工事の種類を選び、工事全体の流れを把握しておくことで、不安なく計画を進められます。
内装解体は、次のビジネスや新しい暮らしを始めるための重要な第一歩です。この記事で得た知識をもとに、信頼できるパートナー(解体業者)を見つけ、満足のいく工事を実現してください。
10分で完結!即日見積
どこよりも「安く」「速く」対応いたします!