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「南あわじ市にある古い空き家、どうしよう…」「解体したいけど費用が高くて踏み出せない」
南あわじ市内に管理が難しい空き家を所有し、このようなお悩みを抱えていませんか?老朽化した空き家は、倒壊のリスクや景観の悪化、不法投棄など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
ご安心ください。南あわじ市では、危険な空き家の解体工事を支援するため、最大100万円が補助される制度があります。
この記事では、南あわじ市の解体補助金制度について、対象条件や申請方法、注意点まで、専門家が分かりやすく解説します。解体費用の負担を軽くし、空き家問題を解決するための一歩を踏み出しましょう。
南あわじ市の空き家解体補助金制度
まずは、南あわじ市が実施している空き家解体の補助金制度の全体像を把握しましょう。この制度を正しく理解することが、補助金活用の第一歩です。
制度の正式名称と目的
この補助金制度の正式名称は「南あわじ市老朽危険空き家等除却促進事業補助金」です。
この制度は、倒壊などの危険がある老朽化した空き家の解体(除却)を促進することを目的としています。空き家がなくなることで、地域の安全性が高まり、住みよい環境づくりにつながります。単なる解体費用の補助ではなく、市民の安全な暮らしを守るための重要な事業です。
(参考:南あわじ市公式サイト「南あわじ市老朽危険空き家等除却促進事業補助金について」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/anzen/roukyuukikenakiyajoukyakusokushin.html)
最新の受付期間と予算
補助金の申請には受付期間が定められています。
- 受付期間
令和6年度は、令和6年4月1日(月曜日)から受付が開始されています。 - 注意点
申請は先着順で、予算の上限に達し次第、受付は終了となります。解体を検討している方は、できるだけ早めに準備を始め、市の担当窓口に相談することをおすすめします。
最新の受付状況については、必ず南あわじ市の公式サイトを確認するか、担当窓口に直接お問い合わせください。
市の担当窓口と問い合わせ先
補助金に関する相談や申請は、以下の窓口で行っています。不明な点があれば、気軽に問い合わせてみましょう。
- 担当部署
南あわじ市役所 危機管理部 安全安心課 - 所在地
〒656-0492 兵庫県南あわじ市市善光寺22番地1 - 電話番号
0799-43-5207
補助金の対象者と建物の条件
補助金を受け取るためには、申請者(人)、対象となる空き家(建物)、そして解体工事の内容について、それぞれ定められた条件をすべて満たす必要があります。
補助金の対象となる人
補助金を申請できるのは、以下の条件をすべて満たす方です。
- 対象空き家の所有者または相続人であること
登記事項証明書などで所有権が確認できる個人が対象です。法人名義の場合は対象外となります。 - 市税を滞納していないこと
申請者および同一世帯員全員が、市税を滞納していないことが条件です。 - 暴力団員でないこと
申請者および同一世帯員が、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に規定する暴力団員でないことが求められます。
補助金の対象となる空き家
補助金の対象となるのは、建物に関する以下の条件をすべて満たす空き家です。
- 南あわじ市内にあること
市外の物件は対象外です。 - 1年以上使用されていないこと
居住や事業など、いかなる目的でも1年以上使われていない状態の建物が対象です。 - 個人が所有する建物であること
法人が所有する建物や、販売・賃貸を目的とした建物(空き家バンク登録物件を除く)は対象外です。 - 木造または鉄骨造であること
鉄筋コンクリート(RC)造などの建物は対象外となる場合があります。 - 市から「不良住宅」または「特定空家等」の認定を受けていること
これが最も重要な条件です。市の職員が現地調査を行い、建物の傾きや部材の劣化状況などから、危険性を判定します。自己判断で「危険だ」と思っても、市の認定がなければ補助金は利用できません。
補助金の対象となる解体工事
工事内容にも条件があります。
- 補助対象の空き家をすべて解体する工事であること
建物の一部だけを残すようなリフォーム目的の解体は対象外です。 - 市内に事業所を持つ業者が行う工事であること
解体工事を依頼する業者は、南あわじ市内に本店、支店、または営業所を有する法人または個人事業者である必要があります。
補助対象外となるケース
以下のような場合は、補助金の対象となりませんのでご注意ください。
- 公共事業の補償対象となっている建物
- すでに他の補助金や助成金を受けて解体する予定の建物
- 不動産業者などが販売や賃貸を目的として所有している建物
- 補助金の交付決定前に、すでに解体工事の契約や着工をしている場合
補助金額と補助率、上限額
気になる補助金の金額について、具体的に見ていきましょう。南あわじ市の補助金は、解体費用の大部分をカバーできる手厚い内容となっています。
補助率4/5、上限100万円
補助金の額は、解体工事にかかる対象経費の5分の4以内で、上限は100万円です。
- 補助率
4/5 - 上限額
100万円
例えば、補助対象となる解体費用が125万円かかった場合、計算式は「125万円 × 4/5 = 100万円」となり、上限額である100万円が補助されます。もし解体費用が150万円だった場合でも、補助額は上限の100万円となります。
補助対象となる経費の内訳
補助金の計算の基礎となる「補助対象経費」には、以下の費用が含まれます。
- 解体工事費
建物の取り壊しにかかる費用 - 運搬費
解体で出た廃材を処分場まで運ぶ費用 - 処分費
廃材を適正に処分するための費用
補助対象外となる経費
以下の費用は補助の対象となりませんので、見積もりを確認する際に注意してください。
- 家財道具や機械、車両などの撤去費用
- 庭木、庭石、門、塀などの撤去費用
- 浄化槽の撤去費用
- 消費税および地方消費税
申請から交付までの6ステップ
補助金を受け取るには、正しい手順で申請を進めることが不可欠です。ここでは、申請から補助金受領までの流れを6つのステップに分けて解説します。
ステップ1:事前相談と現地調査
まずは市役所の担当窓口(安全安心課)へ事前相談に行きましょう。所有している空き家が補助金の対象になりそうか、今後の流れについて説明を受けます。その後、市の職員が現地を訪れ、建物が補助対象となる「不良住宅」等に該当するかどうかの現地調査を行います。
ステップ2:補助金交付申請と必要書類
市の調査で対象になると判断されたら、いよいよ申請手続きです。以下の書類を揃えて、安全安心課に提出します。
- 補助金交付申請書
- 事業計画書
- 収支予算書
- 位置図、現況写真
- 登記事項証明書など(所有権がわかるもの)
- 解体工事の見積書の写し
- 市税の滞納がないことの証明書
- 誓約書
必要書類は多岐にわたるため、市の担当者と確認しながら準備を進めましょう。
ステップ3:交付決定通知と業者契約
提出された書類を市が審査し、内容に問題がなければ「補助金交付決定通知書」が送付されます。
【最重要注意点】解体業者との本契約は、必ずこの交付決定通知書を受け取ってから行ってください。通知書が届く前に契約や工事を始めてしまうと、補助金が受けられなくなります。
ステップ4:解体工事の実施
交付決定後、解体業者と正式に契約を結び、解体工事を開始します。工事中は、近隣住民への配慮を忘れず、安全第一で進めてもらいましょう。
ステップ5:実績報告書の提出
解体工事が完了したら、工事完了日から30日以内または年度末(3月31日)のいずれか早い日までに、「実績報告書」を市に提出する必要があります。
- 実績報告書
- 収支決算書
- 工事請負契約書の写し
- 工事費用の領収書の写し
- 工事中および工事完了後の写真
- 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の写し
など、工事が適正に行われたことを証明する書類を添付します。
ステップ6:補助金の請求と受領
実績報告書を市が審査し、補助金額が最終的に確定すると、「補助金確定通知書」が届きます。その後、「補助金交付請求書」を提出すると、指定した口座に補助金が振り込まれます。
移住・リフォーム関連の補助金
南あわじ市では、解体補助金のほかにも、移住や住宅に関するさまざまな支援制度があります。解体後の土地活用や、市への移住を考えている方は、これらの制度も合わせてチェックしてみましょう。
若者・子育て世帯定住促進奨励金
市外から南あわじ市へ移住し、住宅を新築または購入する若者・子育て世帯を対象とした奨励金制度です。解体した土地に新築を建てる場合などに活用できる可能性があります。
- 基本額
50万円 - 加算
中学生以下の子ども1人につき10万円加算など、条件に応じて加算があります。
(参考:南あわじ市公式サイト「若者・子育て世帯定住促進奨励金」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/furusato/teijuusokushinnsyoureikinn.html)
空き家バンク活用支援事業補助金
南あわじ市の「空き家バンク」に登録された物件を購入または賃借して活用する際に、改修費用や家財道具の処分費用の一部が補助されます。
- 補助内容
改修費用の1/2(上限100万円)、家財道具処分費用の1/2(上限10万円)など。
解体ではなくリフォームで空き家を活用したい場合に有効な制度です。
(参考:南あわじ市公式サイト「空き家バンク活用支援事業補助金」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/furusato/2016-0325-1029-11.html)
住宅リフォーム・新築の補助金
上記のほかにも、南あわじ市では住宅に関する補助金制度が用意されています。例えば、住宅リフォーム助成事業など、特定の条件を満たすリフォーム工事に対する補助があります。
解体後の土地に家を新築する場合や、中古住宅を購入してリフォームする場合には、これらの南あわじ市の新築・リフォーム補助金が利用できないか、市の担当窓口で確認してみることをおすすめします。
よくある質問と回答(Q&A)
最後に、解体補助金に関してよく寄せられる質問にお答えします。
市外在住者でも申請できますか?
はい、申請できます。
空き家の所有者本人であれば、現在南あわじ市外にお住まいの方でも補助金の対象となります。ただし、申請手続きや事前相談のために市役所へ足を運ぶ必要があります。
解体業者に指定はありますか?
はい、あります。
補助金の対象となる工事は、南あわじ市内に本店、支店、または営業所を有する法人または個人事業者が行うものに限られます。市外の業者に依頼した場合は補助対象外となるため、業者選定の際はご注意ください。
他の補助金との併用は可能ですか?
原則として、併用はできません。
この補助金は、国や県、市が実施する他の補助制度と重複して利用することはできません。ただし、本記事で紹介した「若者・子育て世帯定住促進奨励金」など、目的が異なる補助金であれば併用できる可能性があります。詳しくは市の担当窓口にご確認ください。
申請前に工事を始めても良いですか?
いいえ、絶対にだめです。
補助金の申請前に工事の契約をしたり、工事を開始したりした場合は、補助金の対象外となります。必ず市の「交付決定通知書」を受け取ってから、すべての手続きを進めるようにしてください。
まとめ
今回は、南あわじ市の老朽危険空き家等除却促進事業補助金について詳しく解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。
- 補助額は解体費用の4/5、上限100万円と手厚い内容
- 対象は市から「不良住宅」等の認定を受けた危険な空き家
- 申請は先着順で、予算がなくなり次第終了するため早めの行動が鍵
- 必ず市の「交付決定」を受けてから業者と契約・工事を開始すること
- 解体後の新築や移住には、別の補助金制度も活用できる可能性がある
所有する空き家がもしかしたら対象になるかもしれない、と感じた方は、まずは第一歩として南あわじ市役所の安全安心課へ電話で相談してみてはいかがでしょうか。専門の職員が、あなたの状況に合わせたアドバイスをしてくれるはずです。
この補助金制度を賢く活用し、長年の悩みであった空き家問題をスッキリ解決しましょう。
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