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「親から相続した実家を解体したいけど、何から始めればいいんだろう…」
「家の建て替えで解体が必要だけど、悪質な業者に騙されたくない…」
初めて家の解体工事を検討するとき、費用はいくらかかるのか、どの業者に頼めばいいのか、分からないことだらけで不安になりますよね。
解体工事は100万円以上かかることも珍しくない高額な買い物です。だからこそ、業者選びで絶対に失敗したくありません。
この記事では、解体工事が初めての方でも安心して信頼できる業者を選べるよう、以下の内容を分かりやすく解説します。
- 構造別の解体費用相場と安く抑えるコツ
- 失敗しない優良な解体業者の選び方【5つのチェックリスト】
- 注意すべき悪質業者の見分け方
- 解体業者探しから契約までの具体的な3ステップ
この記事を最後まで読めば、あなたに最適な優良解体業者を見つけ、適正価格で安心して工事を任せるための知識が身につきます。後悔しない解体工事の第一歩を、ここから始めましょう。
家の解体費用の相場と内訳
まず、多くの方が最も気になる「費用」について見ていきましょう。家の解体費用は、建物の「構造」「大きさ(坪数)」「立地条件」などによって大きく変動します。
構造別に見る解体費用の坪単価
解体費用を概算する際、目安となるのが「坪単価」です。建物の構造が頑丈であるほど、解体に手間と時間がかかるため坪単価は高くなる傾向にあります。
建物の構造 | 坪単価の目安 | 30坪の費用相場 |
---|---|---|
木造 | 3万円~5万円 | 90万円~150万円 |
鉄骨造(S造) | 4万円~7万円 | 120万円~210万円 |
鉄筋コンクリート造(RC造) | 6万円~8万円 | 180万円~240万円 |
※上記はあくまで目安です。都市部か地方か、重機が入りやすいかなどの立地条件によっても費用は変動します。
木造住宅の費用相場
日本の一般的な戸建てに多い木造住宅は、他の構造に比べて解体しやすいため、費用は比較的安価です。坪単価の目安は3万円~5万円ほどです。
鉄骨造(S造)住宅の費用相場
軽量鉄骨造や重量鉄骨造の住宅やアパート、倉庫などに多い構造です。木造よりも頑丈なため、坪単価は4万円~7万円程度が相場となります。
鉄筋コンクリート造(RC造)の費用相場
マンションやビルなどに多い非常に強固な構造です。解体には専用の重機や工法が必要となり、騒音や振動も大きくなるため、坪単価は6万円~8万円と最も高額になります。
解体費用の主な内訳
見積書に記載される解体費用は、主に以下の項目で構成されています。
- 建物本体の解体工事費
建物を解体する作業そのものにかかる費用です。人件費や重機の費用が含まれます。 - 仮設工事費
工事中の騒音や粉塵を防ぐための養生シートの設置や、作業員の安全を守る足場の設置費用です。 - 廃棄物の運搬・処分費
解体で発生した木くずやコンクリートガラ、廃材などを法律に則って適切に処理場へ運搬・処分するための費用です。費用の3~4割を占めることもあります。 - 付帯工事費
建物本体以外を解体・撤去する費用です。庭木、ブロック塀、カーポート、物置などの撤去がこれにあたります。 - 諸経費
工事車両の駐車料金や、各種手続きの代行費用などです。
費用が高くなるケースと安く抑えるコツ
同じ坪数でも、以下のようなケースでは費用が高くなる可能性があります。
- アスベスト(石綿)が使用されている場合
飛散しないよう専門的な除去作業が必要なため、追加費用が発生します。 - 道が狭く重機が入れない場合
手作業での解体が増え、人件費や工期が余分にかかります。 - 庭木やブロック塀など撤去物が多い場合
付帯工事費が増加します。 - 地中埋設物が見つかった場合
基礎の下から過去の建物の基礎や浄化槽などが出てくると、その撤去費用が別途必要です。
一方で、少しの工夫で費用を安く抑えることも可能です。
- 家の中の不用品(家具・家電など)は自分で処分する
業者に依頼すると産業廃棄物扱いとなり費用が高くなるため、自治体のルールに従って自分で処分しましょう。 - 庭木を自分で伐採・伐根しておく
可能な範囲で自分で処理することで、付帯工事費を節約できます。 - 自治体の補助金・助成金制度を利用する
空き家解体や耐震性の低い建物の解体に対して、補助金を出している自治体があります。お住まいの市区町村のウェブサイトを確認してみましょう。 - 複数の業者から相見積もりを取る
これが最も重要で効果的な方法です。 複数の見積もりを比較することで、適正な価格相場を把握し、不当に高い業者を避けられます。
失敗しない優良な解体業者の選び方
費用も大切ですが、それ以上に重要なのが「信頼できる優良な業者」を選ぶことです。安心して工事を任せられる業者を見極めるための5つのポイントを解説します。
建設業許可または解体工事業登録の確認
解体工事を行うには、法律で定められた許可や登録が必須です。
- 建設業許可(建築工事業、土木工事業、解体工事業のいずれか)
請負金額が500万円以上の解体工事を行う場合に必要です。 - 解体工事業登録
請負金額が500万円未満の解体工事を行う場合に必要です。
これらの許可や登録がない業者は違法です。不法投棄や高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクが非常に高いため、契約前に必ず許可証や登録番号を提示してもらいましょう。
損害賠償保険への加入状況
どれだけ優良な業者でも、工事中に事故が起こる可能性はゼロではありません。万が一、隣の家の壁を傷つけたり、通行人にケガをさせてしまったりした場合に備え、業者が損害賠償保険に加入しているかは必ず確認してください。
保険に加入している業者であれば、万が一の際も保険で補償されるため安心です。見積もり時や問い合わせの際に「損害賠償保険には加入されていますか?」と一言確認しましょう。
見積書の内訳が詳細で明確か
信頼できる業者の見積書は、内訳が細かく記載されていて透明性が高いのが特徴です。
- 「解体工事一式 〇〇円」のような大雑把な見積もりを出す業者は要注意です。
- 「建物本体工事」「廃棄物処分費」「付帯工事費」など、何にいくらかかるのかが明確に分かる見積書を提出してくれる業者を選びましょう。
詳細な見積もりは、後々の「言った・言わない」のトラブルを防ぐことにも繋がります。
担当者の対応が丁寧で誠実か
見積もりや現地調査の際に接する担当者の対応も、業者を見極める重要な判断材料です。
- こちらの質問に専門用語を使わず、分かりやすく答えてくれるか
- メリットだけでなく、デメリットやリスクについても正直に説明してくれるか
- 近隣への配慮など、工事の進め方について具体的な説明があるか
高圧的な態度を取ったり、質問に対して曖昧な答えを返したりする担当者の業者は避けるのが賢明です。あなたの大切な資産を任せるパートナーとして、信頼できる人柄かを見極めましょう。
解体実績と口コミ・評判
その業者がどのような工事をどれくらい行ってきたか、公式サイトで施工事例を確認するのも有効です。特に、自分の家と似たような条件(木造、狭小地など)での実績が豊富であれば、安心して任せやすいでしょう。
また、Googleマップの口コミや第三者の比較サイトなどで、実際にその業者を利用した人の評判を調べることも参考になります。
注意すべき悪質業者の見分け方
残念ながら、解体工事業者の中には悪質な業者も存在します。大切な資産を守るため、以下のような特徴を持つ業者には十分注意してください。
相場より極端に安い見積もり
「安さ」は魅力的に見えますが、相場からかけ離れた安い見積もりには裏があります。
- 必要な廃棄物処分費を削り、山中などに不法投棄する。
- 安全対策を怠り、ずさんな工事を行う。
- 工事が始まってから「追加工事が必要」と高額な追加費用を請求する。
このようなケースが後を絶ちません。安さだけで選ばず、なぜその金額でできるのか、見積もりの内訳をしっかり確認することが重要です。
契約を急がせる・不安を煽る
「今契約してくれれば、〇〇万円値引きしますよ!」
「このままだと近所に迷惑がかかりますよ」
このように契約を急がせたり、不必要に不安を煽ったりするのは、悪質業者の常套手段です。冷静に比較検討する時間を与えず、その場の勢いで契約させようとします。優良な業者であれば、顧客がじっくり考える時間を尊重してくれます。
許可や登録の提示を渋る
「うちは大丈夫だから」「いつもやっているから」などと言って、建設業許可や解体工事業登録の提示を渋る業者は、100%違法業者です。論外なので、その時点できっぱりと断りましょう。
追加工事の説明が不明確
解体工事では、地中から予期せぬ障害物(過去の建物の基礎など)が見つかることがあり、追加工事が発生する可能性は常にあります。
問題なのは、その可能性について事前に説明せず、工事が始まってから一方的に追加費用を請求してくる業者です。優良な業者は、契約前に「どのような場合に追加費用が発生しうるか」「その場合の費用目安はいくらか」を丁寧に説明してくれます。
解体業者探しの3ステップ
では、実際にどのように業者探しを進めれば良いのでしょうか。失敗しないための3つのステップをご紹介します。
STEP1. 複数社から相見積もりを取得
まずは、最低でも3社以上の解体業者から見積もり(相見積もり)を取得しましょう。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。
複数の業者を比較することで、
- 自宅の解体費用の適正な相場がわかる
- 各社のサービスや担当者の対応を比較できる
- 価格交渉の材料になる
といったメリットがあります。最近では、一度の入力で複数の優良業者から見積もりを取れる「解体工事の一括見積もりサービス」も便利です。手間をかけずに複数の選択肢を比較できるため、ぜひ活用を検討してみてください。
STEP2. 必ず現地調査を依頼
正確な見積もりを出してもらうためには、必ず業者に現地を見てもらう「現地調査」を依頼してください。電話やメールだけで「だいたい〇〇円です」と答える業者は信用できません。
現地調査では、建物の構造や状態、周辺道路の状況、重機の搬入経路、隣家との距離などをプロの目で確認し、正確な見積もりを算出します。このとき、複数の業者に同じ日に来てもらうと、何度も立ち会う手間が省けて効率的です。
STEP3. 契約書の内容を徹底確認
見積もり内容や担当者の対応に納得し、依頼する業者が決まったら、いよいよ契約です。しかし、口約束だけで工事を進めるのは絶対にやめましょう。
必ず書面で契約書を交わし、以下の項目が明確に記載されているかを隅々まで確認してください。
- 工事の請負金額と支払い条件(着手金、中間金、最終金など)
- 工期(着工日と完了予定日)
- 工事の範囲(どこまで解体・撤去してくれるのか)
- 追加工事が発生する場合の条件と費用に関する取り決め
- 事故やトラブル発生時の責任の所在
少しでも疑問や不明な点があれば、署名・捺印する前に必ず業者に確認し、納得できるまで説明を求めましょう。
解体工事の全体の流れ
契約後、実際に工事がどのように進むのか、全体の流れを把握しておくと安心です。
工事前の準備(近隣挨拶・各種届出)
工事が始まる前に、いくつかの重要な準備があります。
- 近隣へのご挨拶
工事中は騒音や振動、粉塵などで近隣に迷惑をかけるため、業者と一緒に工事開始前に挨拶回りを行うのがマナーです。粗品(タオルや洗剤など)を持参すると、より丁寧な印象を与えられます。 - 各種届出
「建設リサイクル法」に基づく届出や、道路にトラックを停めるための「道路使用許可」の申請など、必要な行政手続きを行います。これらの手続きは、通常業者が代行してくれます。
解体工事の実施(足場設置から整地まで)
準備が整うと、いよいよ工事開始です。
- 足場と養生シートの設置
まず、建物の周りに足場を組み、騒音や粉塵の飛散を防ぐための養生シートで全体を覆います。 - 内装材の撤去
畳、建具、石膏ボードなど、手作業で分別できる内装材を先に撤去します。 - 建物本体の解体
重機を使って、屋根、壁、柱など、建物を上から下へと解体していきます。 - 基礎の撤去
建物の土台である基礎コンクリートを掘り起こし、撤去します。 - 整地
敷地内に残ったコンクリート片などを取り除き、地面を平らにならして工事完了です。
工事完了後の手続き(建物滅失登記)
建物がなくなったことを法務局に届け出る「建物滅失登記(たてものめっしつとうき)」を申請する必要があります。この登記は、建物の解体後1ヶ月以内に行わなければならないと法律で定められています。
手続きは自分で行うこともできますが、土地家屋調査士に依頼するのが一般的です。業者によっては、提携の土地家屋調査士を紹介してくれる場合もあります。
解体工事のよくあるトラブルと対策
最後に、解体工事で起こりがちなトラブルとその対策を知っておきましょう。事前に知識があれば、リスクを回避しやすくなります。
高額な追加費用の請求
【対策】
契約前に、追加工事が発生する可能性のあるケース(地中埋設物の発見など)とその際の費用について、書面で取り決めをしておくことが最も重要です。
近隣住民との騒音・粉塵トラブル
【対策】
工事前の丁寧な挨拶と、養生シートの設置など、近隣への配慮をしっかり行ってくれる誠実な業者を選ぶことが一番の対策です。万が一クレームが発生した際も、迅速に対応してくれる業者を選びましょう。
地中埋設物の発見
【対策】
地中埋設物の撤去費用は、原則として施主(あなた)の負担となります。これも追加費用の一種なので、契約時に「地中埋設物が見つかった場合の対応と費用」について確認しておくことが大切です。
不法投棄によるトラブル
【対策】
解体で出た廃棄物が不法投棄されると、業者だけでなく排出者である施主が責任を問われる可能性もあります。対策として、「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の写しを提出してもらえるか確認しましょう。マニフェストは、廃棄物が正規のルートで適正に処理されたことを証明する書類です。
まとめ
初めての家の解体工事は、分からないことばかりで不安に感じるのが当然です。しかし、正しい知識を身につけ、手順を踏んで慎重に業者を選べば、決して怖いものではありません。
最後に、失敗しない解体業者選びの最も重要なポイントを振り返りましょう。
- 費用だけで判断しない
極端に安い見積もりには必ず裏があります。安さの理由を確認しましょう。 - 必ず相見積もりを取る
最低3社は比較検討し、費用相場とサービス内容を見極めましょう。 - 許可・保険・実績を確認する
「許可・登録」「損害賠償保険」「施工実績」は優良業者を見極める三種の神器です。 - 担当者の対応を重視する
あなたの不安に寄り添い、誠実に対応してくれるパートナーを選びましょう。 - 契約書を徹底的に確認する
口約束はNG。追加工事や工期など、すべての条件を書面で確認しましょう。
高額な費用がかかる解体工事だからこそ、焦らず、じっくりと信頼できるパートナーを探すことが成功への一番の近道です。この記事が、あなたの後悔のない解体工事の実現に繋がることを心から願っています。
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