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江南市の解体補助金は最大50万円!条件・申請方法を解説

「江南市にある古い実家、そろそろ解体したいけど費用が心配…」
「解体費用を少しでも抑えるために、補助金が使えないだろうか?」

江南市に長年放置された空き家をお持ちで、このように悩んでいませんか。老朽化した空き家は、倒壊の危険や景観の悪化だけでなく、固定資産税の負担も重くのしかかります。

ご安心ください。江南市には、老朽化した空き家の解体費用を補助する制度があります。この制度をうまく活用すれば、費用負担を大幅に軽減できる可能性があります。

この記事では、江南市の空き家解体補助金について、対象条件から申請方法、注意点まで、専門知識がない方にも分かりやすく解説します。

江南市の解体補助金の概要

まずは、江南市が実施している解体補助金制度の全体像を掴みましょう。

正式名称は「江南市老朽空き家等解体費補助金」

江南市で利用できる解体補助金の正式名称は「江南市老朽空き家等解体費補助金」です。

この制度は、管理不全な状態で放置されている老朽化した空き家の解体を促進し、倒壊などの危険をなくして安全で安心なまちづくりを進めることを目的としています。単に費用を補助するだけでなく、地域の安全を守るための重要な取り組みです。

(参考:江南市公式ウェブサイト「江南市老朽空き家等解体費補助金について」 https://www.city.konan.lg.jp/shisei/machidukuri/1002181/1002182.html)

【2024年度】現在の受付状況と予算

2024年度(令和6年度)の補助金申請は、令和6年5月7日(火曜日)から受付が開始されています。

ただし、この補助金は先着順であり、市の予算額に達した時点で受付が終了となります。例年、希望者が多く早期に受付終了となる可能性もあるため、解体を検討している方は一日でも早く準備を始めることが重要です。

補助金額と対象費用

次に、気になる補助金の金額や対象となる費用について詳しく見ていきましょう。

補助率と上限額(最大50万円)

江南市の解体補助金は、補助対象となる解体費用の5分の4以内で、上限額が50万円と定められています。

  • 補助率
    補助対象経費の5分の4以内
  • 上限額
    50万円

つまり、解体費用の8割が補助されますが、最大でも50万円まで、ということです。非常に手厚い補助内容と言えるでしょう。

補助金の計算例(シミュレーション)

具体的な解体費用を当てはめて、補助金額がいくらになるかシミュレーションしてみましょう。

  • ケース1:解体費用が100万円の場合
    100万円 × 4/5 = 80万円
    上限額の50万円を超えるため、補助金額は50万円となります。
  • ケース2:解体費用が60万円の場合
    60万円 × 4/5 = 48万円
    上限額の50万円以内なので、補助金額は48万円となります。
  • ケース3:解体費用が200万円の場合
    200万円 × 4/5 = 160万円
    上限額の50万円を超えるため、補助金額は50万円となります。

このように、解体費用が62.5万円以上であれば、上限額である50万円の補助を受けられる計算になります。

補助の対象となる解体費用

補助金の対象となるのは、空き家本体の解体、撤去、および処分にかかる工事費用です。

一方で、以下の費用は補助の対象外となるため注意が必要です。

  • 家財道具、機械、車両などの処分費
  • 庭木、庭石、門、塀などの撤去費
  • 浄化槽や井戸、地下埋設物の撤去費
  • 消費税および地方消費税

見積もりを取る際は、補助対象の工事と対象外の工事を分けて記載してもらうと、申請がスムーズに進みます。

補助金の対象となる条件

補助金を受け取るためには、申請者(人)と対象物件(建物)の両方が市の定める要件を満たす必要があります。

対象となる人(申請者)の要件

申請できるのは、以下のすべての条件を満たす個人の方です。

  • 空き家の所有者またはその相続人であること
    法人は対象外です。登記事項証明書や戸籍謄本などで関係を証明する必要があります。
  • 市税の滞納がないこと
    固定資産税や住民税など、江南市に納めるべき税金をすべて納めている必要があります。
  • 暴力団員等でないこと
    暴力団員や、暴力団と密接な関係を持つ人は対象外です。

対象となる建物(空き家)の要件

補助金の対象となるのは、以下のすべての条件を満たす空き家です。

  • 江南市内にある木造の建物であること
    鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造の建物は対象外です。
  • 1年以上居住その他の使用実績がないこと
    継続的に人の出入りがなく、空き家状態であることが条件です。
  • 市の職員による現地調査で「不良住宅」と判定されること
    住宅の傾きや部材の腐朽など、老朽度合いを点数化し、評点が100点以上になる必要があります。これは申請前の事前相談の際に市が調査します。
  • 公共事業等の補償の対象となっていないこと
    道路拡張など、他の公共事業による移転や解体の補償金を受け取る予定の建物は対象外です。

補助対象外となる主なケース

以下のような目的で解体を行う場合は、補助金の対象外となりますのでご注意ください。

  • 建て替えを目的とした解体
    この補助金は空き家をなくすことが目的のため、解体後に新しい家を建てる場合は利用できません。
  • 販売を目的とした解体
    解体して更地にした土地を売却する目的の場合は対象外です。
  • 建物の一部のみを解体する場合
    母屋と離れがあり、離れだけを解体するようなケースは対象外です。
  • 既に解体工事の契約や着手をしている場合
    必ず市の交付決定通知を受けてから、業者との契約や工事着手を行う必要があります。

申請の流れと必要書類

補助金の申請は、正しい手順と書類準備が不可欠です。ここでは、申請から受給までの流れを5つのステップで解説します。

申請から補助金受給までの5ステップ

ステップ1:事前相談と現地調査

まずは江南市役所の担当窓口(都市計画課)に「老朽空き家の解体補助金を利用したい」と相談します。その後、市の職員が現地を訪れ、建物が補助金の対象となるか(不良住宅の評点など)を調査します。

ステップ2:補助金交付申請

現地調査で対象となることが確認できたら、解体業者から見積もりを取り、必要書類を揃えて「補助金交付申請書」を提出します。

ステップ3:交付決定通知

市が申請内容を審査し、問題がなければ「補助金交付決定通知書」が郵送で届きます。この通知書を受け取るまで、絶対に解体業者と契約したり、工事を始めたりしないでください。

ステップ4:解体工事の契約・着手・完了報告

交付決定通知を受け取ったら、正式に解体業者と工事契約を結び、工事を開始します。工事が完了したら、費用を支払い、領収書や工事写真などを揃えて市に「実績報告書」を提出します。

ステップ5:補助金の請求・受給

実績報告の内容が審査され、補助金額が確定すると「補助金確定通知書」が届きます。その後、「請求書」を提出すると、指定した口座に補助金が振り込まれます。

交付申請時に必要な書類一覧

  • 補助金交付申請書
  • 事業計画書、収支予算書
  • 解体工事の見積書の写し
  • 空き家の位置図、現況写真
  • 建物の登記事項証明書
  • 申請者の住民票の写し
  • 市税の完納証明書
  • 【相続人の場合】戸籍謄本など、所有者との関係が分かる書類

実績報告時に必要な書類一覧

  • 実績報告書
  • 収支決算書
  • 解体工事の契約書の写し
  • 工事代金の領収書の写し
  • 工事中および工事完了後の写真
  • 廃棄物処理に関するマニフェストの写し

申請期間と提出先

  • 申請期間
    令和6年5月7日(火曜日)から(※予算額に達し次第終了)
  • 提出先
    江南市役所 建設部 都市計画課(本庁舎2階)

補助金利用の注意点とQ&A

最後に、補助金を利用する上で特に注意すべき点や、よくある質問にお答えします。

Q. 解体業者との契約は申請後に行う?

A. はい、必ず「補助金交付決定通知書」が届いた後に行ってください。

これは最も重要な注意点です。交付決定前に結んだ契約や、着手した工事はすべて補助金の対象外となってしまいます。焦って業者を決めてしまわないよう、市の通知を待ちましょう。

Q. 建て替え目的でも利用できる?

A. いいえ、建て替え目的の場合は利用できません。

この補助金は、危険な空き家を減らすことを目的としています。そのため、解体後の土地は更地として適切に管理することが条件となっており、住宅や車庫などを新築する予定がある場合は対象外です。

Q. 申請すれば必ず補助金はもらえる?

A. いいえ、必ずもらえるとは限りません。

補助金は市の予算の範囲内で、申請の先着順で交付されます。申請期間中であっても、予算が上限に達した時点で受付は終了してしまいます。解体を決めたら、できるだけ早く事前相談に進むことをおすすめします。

Q. 固定資産税を滞納している場合は?

A. 市税を滞納していると申請できません。

申請の条件に「市税の滞納がないこと」が含まれています。もし滞納がある場合は、申請前にすべて納付しておく必要があります。まずはご自身の納税状況を確認しましょう。

愛知県・近隣市の補助金と相談窓口

江南市以外にお住まいの方や、他の地域の物件について知りたい方向けに、愛知県や近隣市の情報もご紹介します。

愛知県で利用できる解体関連の補助金

2024年現在、愛知県が県全域を対象として直接実施している空き家解体の補助金制度は、残念ながらありません。

ただし、愛知県内の多くの市町村が、江南市と同様に独自の補助金制度を設けています。お住まいの市町村のウェブサイトや担当窓口で確認してみましょう。

名古屋市・小牧市の空き家解体補助金

江南市の近隣である名古屋市や小牧市にも、同様の制度があります。

  • 名古屋市
    「老朽木造住宅除却助成」や「空家等対策支援事業」など、複数の制度があります。耐震性や地区によって条件が異なるため、市の窓口での確認が必要です。
  • 小牧市
    「老朽空き家解体費補助金」があり、最大20万円の補助が受けられます。

お持ちの空き家の所在地に応じて、各自治体の制度を調べてみてください。

江南市の公式相談窓口(都市計画課)

江南市の補助金制度について、より詳しく知りたい、または申請を検討したい場合は、以下の公式窓口へ相談してください。

  • 担当部署
    江南市役所 建設部 都市計画課 建築指導グループ
  • 所在地
    〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90番地(市役所本庁舎2階)
  • 電話番号
    0587-54-1111(内線:363、364)

まとめ

今回は、江南市の空き家解体補助金「江南市老朽空き家等解体費補助金」について解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • 江南市の補助金は、解体費用の5分の4、最大50万円が補助される。
  • 対象となるのは、市の調査で「不良住宅」と判定された木造の空き家
  • 建て替え目的は対象外で、解体後の土地は更地として管理する必要がある。
  • 市の交付決定前に業者と契約・着手した工事は補助対象外となるため絶対にNG。
  • 補助金は先着順で、予算がなくなり次第終了するため、早めの行動が鍵。

長年管理に悩んできた古い実家も、この補助金制度を使えば、費用負担を抑えながら安全に解体できるかもしれません。

「うちの家は対象になるのかな?」と思ったら、まずは第一歩として江南市役所の都市計画課へ電話で相談してみることを強くおすすめします。