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「古くなったブロック塀が地震で倒れないか心配…」
「駐車場を広くしたいけど、この塀が邪魔で…」
ご自宅のブロック塀について、このようなお悩みをお持ちではありませんか?
ブロック塀のカットや部分的な撤去は、安全性や利便性を高めるための有効な手段です。しかし、専門的な工事のため「費用はいくらかかるの?」「どの業者に頼めばいいの?」といった疑問や不安がつきものです。
そこでこの記事では、ブロック塀のカット・撤去を検討している方に向けて、以下の内容を専門家の視点から分かりやすく解説します。
- ブロック塀のカット・撤去にかかる費用相場
- 費用の内訳と価格が決まる仕組み
- 工事費用を賢く抑える3つの方法
- 失敗しない!信頼できる業者の選び方
この記事を読めば、費用に関する不安を解消し、安心して工事を依頼するための知識がすべて手に入ります。 まずは、最も気になる費用相場から見ていきましょう。
ブロック塀のカット・撤去費用相場
ブロック塀のカットや撤去にかかる費用は、塀の構造や現場の状況によって変動しますが、ある程度の相場が存在します。ここでは「1mあたり」と「1㎡あたり」の単価、そして具体的な状況を想定した総額費用のシミュレーションをご紹介します。
1mあたりの費用単価表
ブロック塀の「長さ」を基準にした費用相場です。見積書でよく使われる指標の一つです。
作業方法 | 費用相場(1mあたり) | 備考 |
---|---|---|
重機による解体 | 3,000円~6,000円 | 効率的で安価だが、重機が入れるスペースが必要 |
手作業による解体 | 5,000円~10,000円 | 狭い場所や騒音に配慮が必要な場合に採用される |
※上記はあくまで目安です。塀の高さや厚み、基礎の有無によって費用は変動します。
1㎡あたりの費用単価表
ブロック塀の「面積(長さ×高さ)」を基準にした費用相場です。こちらの方がより正確な費用感を把握しやすくなります。
作業方法 | 費用相場(1㎡あたり) | 備考 |
---|---|---|
重機による解体 | 2,500円~5,000円 | 面積が広いほど効率が良く、単価が下がる傾向 |
手作業による解体 | 4,000円~8,000円 | 重機解体と比べて人件費がかかるため割高になる |
費用の中心的な相場は、1㎡あたり約3,000円~7,000円と覚えておくと良いでしょう。
【状況別】総額費用のシミュレーション
それでは、具体的なケースで総額がいくらになるのか見てみましょう。
- ケース1:一般的な境界ブロックの撤去
- 状況
長さ10m、高さ1.2m(10段積み程度)、重機使用可能 - 計算式
10m × 1.2m = 12㎡
12㎡ × 4,000円/㎡(単価) + 諸経費 = 約70,000円~120,000円
- 状況
- ケース2:駐車スペース確保のための部分カット
- 状況
長さ5m、高さ1.0m(8段積み程度)、重機使用可能 - 計算式
5m × 1.0m = 5㎡
5㎡ × 4,500円/㎡(単価) + 諸経費 = 約50,000円~80,000円
- 状況
- ケース3:重機が入れない狭小地での撤去
- 状況
長さ8m、高さ1.5m、隣家との隙間が狭く手壊し作業 - 計算式
8m × 1.5m = 12㎡
12㎡ × 6,000円/㎡(単価) + 諸経費 = 約100,000円~160,000円
- 状況
このように、同じ面積でも現場の状況によって総額は大きく変わります。 正確な費用を知るためには、必ず業者に現地調査をしてもらい、見積もりを取得することが重要です。
費用の内訳と価格を左右する要因
「なぜ同じような工事なのに、業者によって見積もり金額が違うの?」と疑問に思うかもしれません。その理由は、費用の内訳と、価格を左右する様々な要因にあります。
費用の主な内訳項目
ブロック塀の撤去費用の見積もりは、主に以下の3つの項目で構成されています。
解体工事費(人件費・作業費)
ブロック塀を壊す作業そのものにかかる費用です。作業員の人数や作業日数によって変動します。重機を使える場合は効率が良いため安く、手壊しになると人件費がかさむため高くなります。
重機・車両の回送費
解体に使用する重機(ミニユンボなど)や、解体したブロック(コンクリートガラ)を運び出すトラックを現場まで運搬するための費用です。現場が営業所から遠い場合や、大型の重機が必要な場合に高くなることがあります。
コンクリートガラの処分費用
撤去したブロック塀の破片を処分するための費用です。これは「産業廃棄物」として法律に基づいた適切な処理が必要で、その処分費用が施主に請求されます。処分費用は、ガラの重量や地域によって単価が異なります。
費用が変動する5つの要因
基本となる単価に加えて、以下の要因が費用を大きく左右します。
ブロック塀の高さ・長さ・厚さ
最も基本的な要因で、塀の面積や体積が大きくなるほど、解体作業と処分するガラの量が増えるため費用は高くなります。 特に、一般的なブロック(厚さ10cm~12cm)よりも厚いもの(15cm以上)は、解体に手間がかかるため割高になります。
鉄筋コンクリートの有無
ブロック塀の内部に鉄筋が入っている場合、切断作業が必要になるため解体の手間が増えます。特に太い鉄筋が使われている場合や、コンクリートで基礎が頑丈に作られている場合は、追加の費用がかかることがあります。
現場の立地条件と重機の利用可否
重機が使えるかどうかは、費用に大きく影響します。 敷地が狭い、道が細くて重機が入れない、といった場合は手作業での解体となり、工期が長引き人件費が大幅に増加します。
養生や足場の必要性
ブロック塀が道路に面していたり、隣家との距離が近かったりする場合、粉塵の飛散や万が一の事故を防ぐために養生シートや足場の設置が必要です。これらの設置・撤去費用が別途加算されます。
アスベストの含有調査
1970年代~1990年代初頭に作られた一部のブロックには、アスベストが含まれている可能性があります。 アスベストが含まれている場合、飛散防止措置など特別な方法で解体・処分する必要があり、費用が大幅に高くなります。古いブロック塀の場合は、事前に調査が必要になるケースもあります。
費用を安く抑える3つの方法
専門業者に依頼する必要があるブロック塀の撤去ですが、少し工夫するだけで費用を安く抑えることが可能です。ここでは、誰でも実践できる3つの方法をご紹介します。
自治体の補助金・助成金制度を活用
地震時の倒壊リスクがある危険なブロック塀の撤去には、多くの自治体が補助金や助成金制度を設けています。 これは、通学路の安全確保などを目的としたものです。
- 補助額の例
撤去費用の1/2~2/3程度(上限額は10万円~30万円など自治体による) - 主な条件
- 道路に面していること
- 規定の高さ(例:1.2m)以上であること
- ひび割れや傾きなど、危険性が認められること
「お住まいの市区町村名 ブロック塀 撤去 補助金」で検索し、ご自身のケースが対象になるか確認してみましょう。注意点として、補助金の申請は必ず工事の契約前に行う必要があります。
複数業者から相見積もりを取る
費用を抑える上で最も効果的な方法が、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。
- 相見積もりのメリット
- 適正価格がわかる
1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。 - 悪徳業者を避けられる
極端に高い、または安すぎる見積もりを提示する業者を比較検討で見抜けます。 - 価格交渉の材料になる
他社の見積もりを提示することで、価格交渉がしやすくなる場合があります。
- 適正価格がわかる
まずは3社程度を目安に相見積もりを取り、サービス内容と費用をじっくり比較検討することをおすすめします。
解体工事の繁忙期(3月・12月)を避ける
解体業界には、工事が集中する繁忙期があります。
- 3月
公共工事の年度末にあたり、多くの業者が多忙になります。 - 12月
年内に工事を終わらせたいという需要が高まります。
繁忙期は業者のスケジュールが埋まりやすく、通常期に比べて費用が高めに設定される傾向があります。 工事を急がないのであれば、これらの時期を避けて依頼することで、費用を抑えられる可能性があります。
信頼できる解体業者の選び方
「安さだけで選んだら、手抜き工事をされた…」といったトラブルを避けるためにも、信頼できる業者を選ぶことは非常に重要です。以下のポイントを必ずチェックしましょう。
建設業許可・解体工事業登録の確認
ブロック塀の解体工事を行うには、国や都道府県からの許可が法律で義務付けられています。
- 建設業許可
請負金額が500万円以上の解体工事を行う場合に必要。 - 解体工事業登録
請負金額が500万円未満の解体工事を行う場合に必要。
これらの許可や登録がない業者は違法です。不法投棄や高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクが非常に高いため、必ず業者のウェブサイトや見積書で許可番号を確認しましょう。
損害賠償保険への加入状況
万が一、工事中に隣家の壁を傷つけたり、通行人に怪我をさせてしまったりした場合に備えるのが損害賠償保険です。優良な業者であれば、必ずこの保険に加入しています。 見積もり依頼の際に、保険に加入しているか、またその内容について確認しておくと安心です。
過去の工事実績と口コミ評価
その業者がどのような工事を得意としているか、仕事は丁寧かを知るために、過去の実績を確認しましょう。業者のウェブサイトに掲載されている施工事例(ビフォーアフター写真など)は非常に参考になります。 また、Googleマップの口コミや第三者の比較サイトなどで、実際に利用した人の評判をチェックするのも有効です。
悪徳業者に注意!よくあるトラブル事例
残念ながら、解体業界には悪徳業者も存在します。以下のようなトラブルに注意してください。
- 高額な追加請求
「地中から障害物が出てきた」などと理由をつけ、見積もりにない高額な追加料金を請求する。 - 近隣トラブル
工事前の挨拶を怠ったり、養生が不十分だったりして、騒音や粉塵で近隣住民とトラブルになる。 - 不法投棄
処分費用を浮かせるために、解体したコンクリートガラを山中などに不法投棄する。これは施主が責任を問われる可能性もあります。
これらのトラブルを避けるためにも、許可の有無や見積書の内容をしっかり確認することが大切です。
見積もりで失敗しないためのポイント
複数の業者から見積もりを取ったら、次はその内容を正しく比較検討するステップです。ここで失敗しないためのポイントを押さえておきましょう。
見積書で確認すべき必須項目
見積書を受け取ったら、金額だけでなく以下の項目が明確に記載されているかチェックしてください。
- 工事範囲
どこからどこまでを解体・撤去するのかが明記されているか。 - 各項目の単価と数量
「一式」という曖昧な表記だけでなく、「解体費 〇〇㎡ × 単価」のように内訳が詳細か。 - コンクリートガラの処分費
処分費が見積もりに含まれているか。「別途請求」になっていないか確認。 - 諸経費の内訳
重機回送費や養生費など、諸経費に何が含まれているか。 - 消費税の記載
税込み価格か、税抜き価格かを確認。 - 見積もりの有効期限
いつまでその金額が有効なのかを確認。
これらの項目が曖昧な見積書を提示する業者は、後から追加請求をしてくる可能性があり注意が必要です。
追加料金が発生するケースの事前確認
優良な業者であれば、予期せぬ事態による追加料金の可能性についても事前に説明してくれます。「どのような場合に追加料金が発生しますか?」と契約前に必ず確認し、その際の料金体系についても書面で残してもらうようにしましょう。
問い合わせから工事完了までの流れ
安心して工事を任せるために、一般的な工事の流れを把握しておきましょう。
- 問い合わせ・相談
電話やウェブサイトから業者に連絡し、工事内容の概要を伝えます。 - 現地調査・見積もり
業者が実際に現場を訪れ、塀の状況や周辺環境を確認し、詳細な見積書を作成します。 - 契約
見積もり内容に納得したら、工事請負契約を結びます。 - 近隣への挨拶
工事開始前に、業者が近隣住民へ工事期間や内容について説明し、挨拶回りを行います。 - 工事開始
養生シートの設置後、解体作業、コンクリートガラの搬出を行います。 - 整地・清掃
解体した場所を平らにならし、周辺を清掃します。 - 工事完了・支払い
施主が最終確認を行い、問題がなければ工事代金を支払います。
自分でカット・撤去は可能?
「費用を節約するために、自分でできないだろうか?」と考える方もいるかもしれません。結論から言うと、ブロック塀のDIYでの解体は、多大なリスクを伴うため絶対におすすめできません。
DIYに必要な道具と作業手順
もしDIYを行う場合、以下のような専門的な道具と手順が必要です。
- 必要な道具
- 防塵マスク、ゴーグル、安全靴
- 大型ハンマー(スレッジハンマー)
- タガネ
- ディスクグラインダー(鉄筋切断用)
- 一輪車(ガラ運搬用)
- 作業手順
- 上部のブロックからハンマーで少しずつ崩す。
- 内部の鉄筋をディスクグラインダーで切断する。
- 崩したガラを一輪車で集積場所に運ぶ。
- すべてのブロックを撤去後、基礎部分を解体する。
DIYの危険性と法的リスク
DIYには、費用面では見えない大きなデメリットとリスクが潜んでいます。
- 怪我のリスク
ブロックの破片が目に入ったり、崩れたブロックで足を怪我したりする危険性が非常に高いです。 - 近隣トラブル
適切な養生なしに作業すると、大量の粉塵や騒音で近隣から苦情が来る可能性があります。 - 法的リスク(不法投棄)
解体したブロックは「産業廃棄物」です。一般ゴミとして捨てることはできず、無許可で処分すると不法投棄となり厳しい罰則が科せられます。
業者依頼とDIYの費用・時間比較
比較項目 | 業者に依頼 | DIY |
---|---|---|
費用 | 5万円~ | 道具代・処分費で3万円~ |
時間 | 半日~2日 | 数日~数週間 |
安全性 | 高い | 非常に低い |
仕上がり | 綺麗 | 不均一になりがち |
手間 | ほぼ無し | 全て自分で行う |
一見、DIYの方が安く見えますが、慣れない作業にかかる時間と労力、そして何より安全面のリスクを考えると、プロの業者に依頼する方が圧倒的に賢明な選択です。
ブロック塀のカットに関するQ&A
最後に、ブロック塀のカットや撤去に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 隣家との境界にある塀の場合は?
A. まずは塀の所有権を確認することが最優先です。
法務局で登記簿や公図を確認し、その塀が「自己所有物」なのか「隣家との共有物」なのかをはっきりさせる必要があります。共有物である場合、必ず隣人の同意を得てから工事を進めなければなりません。 トラブルを避けるため、費用の負担割合なども含めて話し合い、合意書を交わしておくことを強くおすすめします。
Q. 工事中の騒音や粉塵はどれくらい?
A. 重機や電動工具を使用するため、ある程度の騒音や粉塵の発生は避けられません。
しかし、優良な業者は防音・防塵機能のある養生シートで周囲を囲ったり、作業中に散水したりして、影響を最小限に抑える対策を講じます。また、工事前に近隣へ挨拶回りを行い、理解を得る努力をしてくれます。
Q. 処分だけを業者に依頼できる?
A. 可能です。
ただし、解体工事とセットで請け負う業者が多いため、処分のみの依頼は断られる場合もあります。自分で解体して出たコンクリートガラは産業廃棄物となるため、自治体のゴミ収集には出せません。産業廃棄物の収集運搬許可を持つ専門業者に依頼する必要があります。
Q. 塀の一部だけカット・解体は可能?
A. もちろん可能です。
「駐車スペースを広げるために数メートルだけ撤去したい」「高すぎる塀の上部だけをカットしたい」といった部分的な工事は非常によく行われます。ただし、残す部分のブロックの強度が落ちないよう、適切な処理や補強が必要になる場合があります。 どのような工事が可能か、専門業者に相談してみましょう。
まとめ
今回は、ブロック塀のカット・撤去にかかる費用相場から、費用を安く抑える方法、信頼できる業者の選び方までを詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返ります。
- 費用相場は1㎡あたり約3,000円~7,000円が目安。 ただし、現場の状況で大きく変動する。
- 費用を安く抑えるには「補助金の活用」「相見積もり」「繁忙期を避ける」のが効果的。
- 業者選びでは「許可の有無」「保険加入」「実績」を必ず確認する。
- DIYでの解体は危険性が高く、法的リスクもあるため絶対に避けるべき。
ブロック塀のカットや撤去は、見た目や利便性の改善だけでなく、あなたやご家族、そして近隣住民の安全を守るための重要な工事です。費用だけで判断せず、安全性や品質も考慮して、信頼できるパートナー(業者)を見つけることが成功のカギとなります。
まずは、この記事で紹介したポイントを参考に、複数の業者から見積もりを取り、じっくり比較検討することから始めてみましょう。
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